カテゴリー: 学会・講演会

 【第82話】 平成26年度・八交会

 10月11日、大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室の八交会(同門会)が福島のホテル阪神で開催されました。約60名の先生方が集まりました。当院の近くで、ご開業されている鈴木哲先生など普段お会いしたくてもなかなかお会いできない先輩の諸先生方とお話できる貴重な機会です。その中でも今年特にお会いしたかったのは、私の学位論文「実験的ラット甲状腺腫瘍の核DNA量解析」の研究はもとより、発表原稿から論文の書き方まで全…

 【第80話】 牧本一男先生の喜寿を祝う会

9月24日、大阪市・北浜のフレンチレストラン『エッサンシェル』で、牧本一男先生の喜寿をお祝いする会が行われました。案内状が届いた時は、「割烹じゃなくて、フレンチ?マジで?」と思いましたが、元ル・コントワール・ブノワ大阪のエグゼクティブシェフをされていた大東シェフが作る繊細で美しい料理は、まさにフランス料理と日本料理のマリアージュ。日本の職人が作る器に盛り込み、和の趣きさえ漂う料理を、カウンタースタ…

 【第75話】 東京にて

 今年の日本東洋医学会学術総会は6月27日(金)~29日(日)、東京国際フォーラムという大きな会場で開催されました。私は、220名もの膨大なデータの解析をしたり、疲労がピークで、正直に申しますと写真のごとく初日はあまり元気がありませんでした。学会二日目、書籍売り場で立ち読みしていると、後ろから膝かっくんを喰らいました。びっくりして振り返ると、さかざきこどもクリニックの坂崎先生が見事なワンピースを身…

 【第74話】 当院の耳鳴の治療成績

 今年の日本東洋医学会学術総会は6月27日(金)~29日(日)、東京国際フォーラムという大きな会場で開催されました。私は、当院の耳鳴の治療成績について発表しました。漢方薬を耳鳴に病名投与するのではなく、望診・問診・腹診など漢方独特の診察法を行ない、随証的に漢方エキス製剤を運用して来たこの2年間分の治療成績です。
漢方の世界でも、耳鳴は難治であり、「滋腎通耳湯が奏功した耳鳴の3症例」と…

 【第65話】 第38回「漢方研究」イスクラ奨励賞受賞

 日本TCM研究所・安井廣迪先生のご推薦により名誉ある「漢方研究」イスクラ奨励賞を受賞させて頂きました。受贈式は、雪の残る東京において2月16日、イスクラ産業株式会社の7階会議室で開催され、今年度受賞者3名による記念講演が行われました。武庫川女子大学薬学部東洋医薬学教室・高明教授の「漢方薬の生活習慣病(肥満・高血圧症・脳卒中等)に対する予防・治療効果およびメカニズムの解明」と慶應義塾大学漢方医学セ…

 【第57話】 八交会

 10月19日、大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室の八交会(同門会)が福島のホテル阪神で開催されました。当院のFacebookに投稿して頂いた織田綾さんのイケメンの弟・義章さんが店長を務める『アシエ・キッチン』が近くにあるので、そこで遅い昼食をとって参加しました。なかなか魅力的なメニューがいっぱいで値段も安いので、みなさんにもお勧めします。さて、八交会では毎年、沢山の同門の先生方と久しぶりにお会いできる…

 【第56話】 第29回日本耳鼻咽喉科漢方研究会

 今年も私にとっての「甲子園」、全国の耳鼻咽喉科医たちと漢方治療について熱い議論を交わせる研究会の日がやって来ました。今年の一般演題は12題とやや少なめ、参加者は正木稔子先生と恒富今日子先生が欠席したにもかかわらず、今年も171名でした。西洋医学で対処できない症状・疾患に漢方薬を用いてみようという気運は年々高まっており、報告の対象を列挙すると、内リンパ水腫、耳鳴、口内炎、慢性扁桃炎、咽喉頭異常感症…

 【第55話】 第23回漢方治療研究会

 9月29日(日)は、京都薬科大学で開催された研究会で発表して来ました。59年の歴史を誇る東亜医学協会主催であり、本格的な漢方研鑚の場となっています。大きな会場で、223名もの漢方のプロが見守るなか、演壇に立つのは大相撲の国技館の土俵に上がるほどの緊張感がありました。 おかげさまで、独創性溢れる私の口演は好評で、日本漢方界の重鎮・寺澤捷年先生にもお褒めの言葉を頂くことが出来ました。嬉しくて、…

 【第54話】 北摂総合病院

おかげさまで、『秋の職員募集』は大成功で、多数のご応募を頂きました。
追って、また新メンバーをご紹介させて頂きます。 さて、私は2006年12月~2012年3月、毎週木曜日に北摂総合病院の耳鼻咽喉科外来を担当していました。そういう関係と、最新の検査機器と屈指の読影力を誇る放射線科部長・小森剛先生がいらっしゃることもあり、現在も密に連携をとっております。 9月28日(土)に第17回北摂総合…

 【第52話】 第3回北摂感覚器研究会

 今日は、大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室が主催する研究会に行って来ました。  一般講演は、私と同級生の荒木倫利先生の良性発作性頭位めまいを中心とした理学療法のお話でした。当院では、めまいに対する漢方治療を治療戦略の中心に据えてはいますが、実はこういったEpley法などの理学療法も取り入れています。お話を聴くなかで、先日、総合テレビ「ためしてガッテン」でも話題となった頭位体操などもさらに積極的にご指導…