【第75話】 東京にて

 今年の日本東洋医学会学術総会は6月27日(金)~29日(日)、東京国際フォーラムという大きな会場で開催されました。私は、220名もの膨大なデータの解析をしたり、疲労がピークで、正直に申しますと写真のごとく初日はあまり元気がありませんでした。学会二日目、書籍売り場で立ち読みしていると、後ろから膝かっくんを喰らいました。びっくりして振り返ると、さかざきこどもクリニックの坂崎先生が見事なワンピースを身にまとい、にこやかに笑っていました。そう、この笑顔、さすが坂崎先生です。いつも元気な坂崎先生からパワーをお裾分けしてもらいました。

初日坂崎先生さかざき先生

それにしても立派な学会場です。すっかり元気を取り戻し、いろんな方と記念撮影しました。師匠の峯尚志先生は勿論、妹弟子の紀優子先生、それに西森婦美子先生にも写って頂きました。西森先生は、県立尼崎病院東洋医学科部長を経て「西森なおのてクリニック」を開院しておられます。ホームページの「漢方漫画 西森親子劇場」をいつも愛読させて頂いております。

峯先生西森先生木村さん

自身の口演を無事に終え、学会の疲れを昨年秋にお伺いして感動した名店『孫』の美味しい薬膳中華で癒すことにしました(ブログ第56話参照)。すると、紀先生が、せっかくだからNHKの朝の連続テレビ小説「花子とアン」(吉高由里子主演)の主人公・村岡花子の通っていた修和女学院(のモデルとなった学校)がその六本木にあるから立ち寄ろうと言い出しました。ご存知のように「ごきげんよう」の挨拶で有名な超お嬢様学校です。驚いたことに、紀先生はその女学院の卒業生だったのです。

花子修和女学院

さて、私の企画した『元気になる』この宴席には、同志の山崎武俊先生の他に、金沢大学の小川先生、霞ヶ浦医療センターの星野朝文先生もゲスト参加してくれました。星野先生は、なんと私が2009年に茨城県でお話した漢方講演「どれみ漢方春一番」を聴いて、初めて漢方に興味を持ってくれたという逸話の持ち主なのですが、もうすっかり漢方名人になっておられ、地元で大活躍中とのことでした。

山崎先生フカヒレ星野先生

NHKのあさイチにもご出演の孫シェフの腕前は相当なものです。皆さん、大満足のご様子です。最後に峯先生ともがっちり握手を交わしました。

小川先生紀先生がっちり