カテゴリー: 診療

 【第172話】☆☆ 祝・開院10周年 パート2 ☆☆

2012年2月6日の開院の当院はおかげさまで、ついに10周年を迎えました。 そして、現在、新規患者数が23000人を突破しました。 日頃からアンケートを取っているのですが、当院へ看板を見てお越しになった方は5%、 偶然通りがかっただけの方も5%、知人や家族のご紹介が40%、ホームページをご覧になった方が45%です。(その他と不明を合わせて5%)。 『いまなか耳鼻咽喉科』を頼りにして下さっていると感…

 【第171話】☆☆ 祝・開院10周年 ☆☆

2022年2月6日、おかげさまで当院はついに10周年を迎えました。 当院の『耳鼻咽喉科領域の漢方治療』は全国的にも有名になり、講演依頼が後を絶ちません。 他院で良くならない耳鳴りやめまいの方が連日お越しになるなど、新規患者数が23000人を突破しました。『治せる医学』として漢方治療が広く受け入れられたと感じております。 もちろん、風邪がこじれてしまった副鼻腔炎や扁桃炎の方には点滴も併用し、喜…

 【第167話】 コロナウイルスの遺伝子検査、始めました

耳鼻咽喉科には、高熱や激しい咳はないけれど、微熱と咽頭痛と軽い咳を認める方などが少なからず来院されます。コロナウイルスの検査体制を充実すべく、かかりつけ医での検査も推奨されるようになりました。大阪府の支援を得て、当院でも、新型コロナウイルス遺伝子検査が5月17日より可能となりました。当院では、東和会病院など高槻市の大病院で行われているPCR検査と同じ最新の医療機器を用いており、13分ほどで結果が判…

 【第166話】 コロナ滅の刃

 節分の日と言えば、2月3日というイメージがありますが、今年は2月2日でした。 節分の日が変わるのは久しぶりのことです。前回節分の日が変わったのは37年前の昭和59(1984)年で、この時は2月4日でした。また、今回のように2月2日だったのはなんと明治30(1897)年2月2日。124年も前です。そう、鬼舞辻無惨が作った鬼たちが増えだした頃です。ちなみに竈門炭治郎・禰豆子の家が襲撃されたのは大正…

 【第164話】 75万円の空気清浄機

未曾有のコロナウイルス蔓延の危険のもと、クリニック内において感染させることだけは避けなければならないと考え、既存の2台の空気清浄機に加えて、フクダ電子の空気清浄除菌脱臭装置を2台購入し、待合室と診察室に設置しました。なんとそのお値段、1台75万円です。HEPAフィルタによる微細な粒子の除去に加えて、紫外線ランプによるウイルス・細菌の照射・除去を行うという優れもの、まさに本気の空気清浄機です。 既存…

 【第163話】 新人歓迎会

昨年末にベテランスタッフのMTさんが税金の問題で退職してしまい、急遽、診療補助のスタッフを募集したのですが、全然応募がなくて困っていました。ダメもとで3月15日、3度目の募集をかけたところMYさんが来てくれました。いきなり様々な感染防御対策を迫られ、すぐに辞めてしまわれるかも知れないと心配したのですが、頑張ってくれています。 本来なら既存のスタッフの慰労も兼ねて「歓迎会」と言う名目で宴会をすると…

 【第162話】 われもしコロナウイルスと戦えば

中国の武漢で発生したコロナウイルスによる呼吸器感染症に対して、当院では検査機器も持たず、抗ウイルス治療薬もなく、今のところ全く手も足も出ず、専門機関に委ねるしかないことは前話でお話しました。本当に情けないかぎりです。 しかし、漢方薬は抗生物質もワクチンもなかった時代において、「一族の半分が死んでしまう」疫病の大流行の危機を救って来ました。 私の些細な経験ですが、インフルエンザにおいても抗ウイル…

 【第161話】 藤浪選手、まさかのコロナ陽性

中国の武漢で発生したコロナウイルスによる肺炎が世界規模で蔓延しています。 治療薬がないうえに、簡易の迅速キットもないため、当院では全く手も足も出ず、専門機関に委ねるしかありません。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html そんな中、阪神タイガースの藤浪晋太郎投手が風邪症状を伴わずに、嗅覚・味覚障…

 【第154話】 ドクターズファイル 後編

当院で統計を取ったところ、幅広い世代の患者さんにご利用いただいています。来院のきっかけについては、ご友人による紹介が一番多く、全体の4割を占めています。ですので、耳鼻咽喉科では珍しく点滴を行ったり、漢方を処方したりといったことを予めご存知で来院される方が多いです。また、来院された患者さんとご紹介いただいた患者さんとの間には信頼関係があるので、僕も治療を行いやすいです。患者さん同士のつながりで…

 【第153話】 ドクターズファイル 中編


勤務医時代、めまいや耳鳴りでお困りの患者さんが多く来院されるにもかかわらず、西洋医学にはそれに対する医薬品のレパートリーが非常に少なく頭を抱えていたんです。そんな矢先、漢方に出会い、勉強するようになりました。そして、以前院長を務めていたクリニックで、西洋医学のプラスアルファとしてでなく、常用で漢方の処方を試みることに。最初は患者さんに受け入れていただけるか不安もありましたが、結果…