投稿者: imanakajibika

 【第14話】 ウルトラマン

  当院の蔵書の紹介を続けていきます。今回はお子様向けの本についてです。  院長はヒーローものが大好きで、現在も毎週日曜日の朝8時に仮面ライダーフォーゼを欠かさず観ています。 小さい頃に描いた絵はウルトラマンやウルトラセブン、マグマ大使、仮面ライダーばかりでした。遠足の絵にまで、ウルトラマンが空を飛んでいるので、母親が嘆いていました。写真は、院長が3歳6ヶ月の頃に成功した…

 【第13話】 オレンジページ

  開院後、4ヶ月が経ちました。おかげさまで、地元の方々に支えられ、当院のハイブリッド治療は根強い人気を博しつつあります。 花粉症の繁忙期に初めてお越しになられた井上氏は、待ち時間に当惑されたようですが(井上氏のブログ)、治療にはご満足頂けたようで、何よりでした。ブログの中で井上氏は自らを予約なしで訪れた負け組と自嘲しておられますが、予約システムを構築しているとは言え、医者一人…

 【第12話】 高橋宏明名誉教授

 6年間の医学部生活を終える頃、私は進路として脳神経外科と整形外科と耳鼻咽喉科で迷っていました。それぞれの臨床内容に惹かれるところがあったのですが、耳鼻咽喉科の高橋宏明教授のお話ぶりが実に明朗闊達で、理路整然とされており、それでいてユニークであったので、こういう聡明なボスの下で働きたいと考え、平成2年の春、耳鼻咽喉科学教室に入局しました。高橋教授は、昭和60年4月1日より平成8年3月31日まで、大…

 【第11話】 風邪・インフルエンザの漢方薬

院長の論文が、1928年創刊の名門誌「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」4月号に掲載されました。
「JOHNS」と並んで双璧とされる臨床に役立つ人気雑誌の原稿依頼が舞い込んだので、開院直後の大忙しの時期でしたが、睡眠時間を削って渾身の執筆をしました。 最新の漢方治療の特集が組まれ、如何にして漢方に不慣れな耳鼻咽喉科医に、有益な情報を提供できるかが焦点です。私に与えられたテーマは「上気道炎・インフル…

 【第10話】 ナオコとハナコとケザコ

 私の家内は看護師ですが、当院の職員のまとめ役としても大活躍してくれています。まさに大番頭です。  二人の出会いは、済生会中津病院時代にさかのぼります。当時から口論が絶えませんでした。「大病院の耳鼻咽喉科・頭頸部外科の部長として、手術件数の多さや関西では誰もしたことがない喉頭癌の手術術式に成功して有頂天になっているかも知れないけれど、単なる医師と私が思う『お医者さま』とは違うの。患者さんのことを親…

 【第9話】 3月のお誕生日会

 当院のスタッフの岩さん、大塚さん、松岡さんが3月生まれのため、お誕生日会をすることになりました。開院に際して、電子カルテのことなどを中心にいろいろとアドバイスをして下さった田中耳鼻咽喉科(大阪市福島区)の田中亜矢樹院長とスタッフの川崎さんと杉本さんも3月生まれだということで、福島区のトルコ料理のお店、 イスタンブール・ハネダン で合同お食事会を開きました。田中院長には、今、秘かに注目を集めている…

 【第8話】 花粉症について語ってみました。

 おかげさまで、通常、健康セミナーにご参加は60名ぐらいだとお聞きしていたのですが、3月1日は、花粉症日和の晴天で、100名以上の市民のみなさんにご来場頂きました。 竹中洋教授のもとで、花粉症の臨床と研究をしていた頃に、大阪市内数か所や西宮市で一般市民をお相手に講演したことがありますが、高槻市内での花粉症の講演は初めてであり、私にとっても感慨深いものとなりました。精一杯、わかりやすくお話してみま…

 【第7話】 花粉症

【間違いだらけの花粉症治療 その1】 「予防投与と初期治療」 今年のスギ花粉飛散開始は、3月2日(金)と遅かったのですが、5日(日)から大量に飛散するようになり、当院の待合いは溢れんばかりの状況です。パソコンや携帯での予約の要領のわからない初診の…

 【第6話】 信頼の証

 大変有り難いことに、当院は開院以来、盛況の状態であり、時間指定の予約は、1週間先までとれませんが、この頃、珍しくなくなった順番どり予約であれば、まだまだ余裕がありますから、心配なさらないで下さい。勿論、当日の飛び込みの患者さんも歓迎します。 さて、高槻市医師会より表札(?)が届きました。これは、日本医師会が、「この医院なら、安心して受診できますよ」という証明書のようなものです。   当…

 【第5話】山水館

2月9日は亡き母の命日であり、今年もその法要を行いました。 母のお墓は、奈良の生駒山のお寺にあり、そこを訪れた後、親族に私の医院をお披露目しました。つまり、バリ島やスリランカで活躍する現役ダイバーの父と東大阪市で耳鼻咽喉科医院を営む妹も参加しました。 母は、57歳の若さで車にはね飛ばされ、2日間だけ入院して亡くなりました。その前年、私の家の大掃除に突然、母が現れ、甲斐甲斐しく働く姿に、なんと優…