【第24話】 太秦映画村

  子供の頃から、「水戸黄門」「暴れん坊将軍」など時代劇は大好きでした。とりわけ「仮面の忍者・赤影」などの忍者ものは私の心を虜にし、忍者になるための訓練法を記載した書物を購入して読んだりしました。最近も甲賀の里・忍術村 で修業をしてきたばかりです。 そんな私ですが、実は「東映太秦映画村」には一度も行ったことがありませんでした。この秋、ついに映画村デビューしました。映画村では、東…

 【第23話】 第28回日本耳鼻咽喉科漢方研究会

  今年も私にとっての「甲子園」、全国の耳鼻咽喉科医たちと漢方治療について熱い議論を交わせる研究会の日がやって来ました。今年の一般演題は17題、参加者は171名であり、年ごとに盛況度が増しています。西洋医学で対処できない症状・疾患に漢方薬を用いてみようという気運が高まっているようです。報告の対象を列挙すると、急性低音障害型感音難聴、耳鳴、耳閉感、めまい、嗅覚障害、逆流性食道炎、…

 【第22話】 一生分の松茸と近江牛を食べてしまった!

   10月21日、前から行きたくて仕方なかった「名物・あばれ食い!」の松茸屋・「魚松」 さんの信楽たぬき茶屋店にしっかり予約して行って来ました。 当院の待合いにはお店紹介の雑誌をたくさん取り揃えており、最近購入した秋の特集号にその記事を見つけてしまい、我慢できなくなったのです。開店の11時に着くと、長蛇の列で、次から次へと観光バスも到着し、お店というよりは観光スポットのようで…

 【第21話】 八交会

   10月20日、大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室の八交会(同門会)に参加して来ました。出席者の中で最年長の鈴木哲先生(高槻市・松原町)に、私の開業の順調な滑り出しを喜んで頂きました。同様のお言葉を河田教授など沢山の諸先輩に頂きました。一学年先輩の林伊吹先生からは、私のホームページやブログの内容に対するお褒めの言葉を頂きました。林先生は現在、国立病院機構大阪医療センターで頭頸部腫…

 【第20話】 中医臨床

「中医臨床」という有名な中医学雑誌(東洋学術出版社)があります。日本東洋医学会・漢方専門医の私にとってもレベルの高い充実した内容が満載されています。この雑誌が12月に「耳鼻咽喉科疾患」に関する特集を組むことになり、安井廣迪先生、平馬直樹先生、菅沼栄(胡栄)先生、山口英明先生、加島雅之先生という中医学の重鎮で行われる編集委員会議に、ゲスト参加して欲しいという依頼を受けました。 菅沼栄先生のご著者は三…

 【第19話】 秋の衣替え

 24年2月6日に開院し、おかげさまで8か月を無事経過した当院ですが、スタッフのモチベーションをあげるためとスタッフからの提案があり(?)、なんと10月1日から制服を衣替えしました。 秋にふさわしい「じゃがいも色」となり、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。そこで、院長も「紅いも色」に着替えました。ところが、院長には「紅いも色」以外にも「紺色」に加えて「ピンク色」の白衣もあり、  「ピンク色…

 【第18話】 ハイブリッド治療

  9月6日、大阪医大の第一講堂で開催された歴史ある漢方研究会(第27回)で口演して来ました。 2007年の9月のこの研究会では、「どれみ耳鼻咽喉科における耳鳴・めまいの治療」と題してお話したのですが、今回は「いまなか耳鼻咽喉科」を独立・開院したことのお知らせも兼ねて、演題名を「当院におけるハイブリッド治療」としました。 私の考えているハイブリッド治療とは、「西洋医学の診断学、…

 【第17話】 水上スキー

暑中お見舞い申し上げます。今年の夏は、本当に猛暑続きですね。皆様、お体には十分お気をつけ下さい。
夏バテには「清暑益気湯」という特効薬もございます。 私はというと、6月末の日本東洋医学会学術総会で大役を果たし、その疲労困憊から呆けてしまい、ブログの掲載が疎かになっていました。多方面からお叱りを受けました(笑)。
当院は最近、近隣の通りすがりの方のご来院が多いだけでなく、当院…

 【第16話】 カルメン

  今月末の全国学会のシンポジストとしての準備も忙しい最中、今日は関西歌劇団によるオペラ公演を観に行きました。フランスオペラの代表的作曲家であるビゼーの作品、あの「カルメン」です。   実は、ブログ第3話にご登場頂いた日本を代表するテノール歌手の清水徹太郎氏・ご本人に、月曜日のお昼、突然のお誘いを頂いたのです。激しい稽古に疲れ果てたご様子でお越しになられた清水氏…

 【第15話】 ワンピース

  どれみ耳鼻咽喉科時代から診させて頂いている患者さんもたくさん来て下さったため、当院は開院当初から大変混雑しました。入口を開けて待合いを覗いたら、人が一杯で、「くら寿司に間違えて入ってしまったかと目を疑ってびっくらした」とのお話も聴きました。当時は新患ばかりでしたので、医師の診察は勿論、カルテ作りなどスタッフサイドでも何かと時間がかかってお待たせしていたのです。今でこそ、午後…