【第164話】 75万円の空気清浄機

未曾有のコロナウイルス蔓延の危険のもと、クリニック内において感染させることだけは避けなければならないと考え、既存の2台の空気清浄機に加えて、フクダ電子の空気清浄除菌脱臭装置を2台購入し、待合室と診察室に設置しました。なんとそのお値段、1台75万円です。HEPAフィルタによる微細な粒子の除去に加えて、紫外線ランプによるウイルス・細菌の照射・除去を行うという優れもの、まさに本気の空気清浄機です。
既存の2台はダイキンのストリーマ空気清浄機でHEPAフィルタを搭載していて、飛び出すアクティブプラズマイオンと吸い込んで分解するストリーマのダブル方式で感染防御しています。こちらは処置室と点滴室に配備しました。

個人防護具として、スタッフ全員がN95マスクに相等する機能を持った
オーツーカーブマスクを個人所有し、有事にはフェイスシールド、手袋、長袖ガウン、帽子を着用できるよう確保しました。消毒用アルコールの噴霧や清拭を徹底、入口には足踏みペダル式アルコール噴霧スタンドを配置するなど感染防御対策を日々更新しています。これからも来院して下さる患者様には全力で対処させて頂きます。安心してご来院下さい。

 

 

一方、今流行のビニールシートによるカーテンは、大切な換気を妨げてしまう上に、カーテンに付着したウイルスが風で舞ったり、そもそも空気中では3時間までしか生存しないウイルスをそのビニール上で72時間も残存させる危険性をはらんでおり、当院では設置しておりません。
私たちスタッフはマスクをしておりますので、あとは来院される全ての患者さんがマスクを装着していれば、ビニールカーテンによる飛沫感染予防は意味がないと考えています。