【第40話】 ゴールデンウィーク

  昨年のGWは、ハワイ、じゃなくて、かの有名な『はわい温泉』に泊まり、鳥取砂丘を素足で歩いて楽しみました。小学校の臨海合宿以来の鳥取砂丘でしたが、本当に気持ち良かったです。大人でも楽しめる最高の砂遊びはこの時期が最適だそうです。お宿は東郷湖を望む『千年亭』 で、ここの貸切湖上露天風呂を満喫しました。

そして、かねてからの計画通り、『海陽亭』 というお店で、待望の『白イカの姿造り』を食べることが出来ました。注文すると、目の前で生け簀からすくい上げてくれるので、息子も大喜びでした。おまけに、お皿の上で、確かに断末魔(?)の踊りを見せてくれるので値打ちがあります。新鮮で、独特の歯ごたえがあり、味も最高でした。2006年に槻陽会の理事長がご馳走して下さった佐賀県・呼子のそれに匹敵するものでした。また、この『かに三昧』というオリジナルの地酒も美味しかったです。

ところが、あれから1年。このお店の支店が、わが街、高槻に出来てしまいました。仕方なく(?)お伺いしましたが、おでかけのお楽しみに立ち寄るのとでは気分が大違いで、お高く感じてしまいました。
不思議なものです。

  そして、今年のGWは、アフリカのサバンナ、ではなくて『南紀白浜アドベンチャーワールド』に行きました。しかも二日間続けて楽しむことにしました。お宿は、あの『とれとれ市場』に隣接する『とれとれヴィレッジ』、別荘感覚で楽しめるリゾート型宿泊施設です。あくまで別荘に泊まっているという錯覚ではありますが、それらしい気分を味わうことが出来ました。息子は、ドーム型の建物ではなく、荷物をゴルフ場で見かける人が乗れるカートで運んでくれることに感激していました。

  私は水族館が大好きで、伊勢に行った時は三ケ所、水族館巡りをするほどです。また、イルカショーといえば、須磨のイルカの賢しこさが印象的でしたが、やはりここのショーは別格で、演技の構成だけでなく、音楽も大型モニターの映像も完成度が高く、圧巻でした。いろんなポジションから4回も観てしまいました。とにかく水面下のイルカたちの頑張りがすごいのです。

 

  とはいえ、一番のお楽しみはやはり、『サファリ』ですよね。今回は、ついに憧れの『アニマル・パトロール』に参加しました。ライオン・チーターなどの肉食動物を中心に、アニマルインストラクターがサファリジープで案内してくれるのです。当院のロゴマークであるトラをまさに目の前で見ました。トラはライオンよりはるかに大きく、実際に戦うと圧倒的にトラが強いそうです。肉食動物が暮らすアニマルロッヂの見学は特にど迫力でした。

  その他にもお楽しみはいっぱいです。息子の後ろに写っているのは当院のコロちゃんこと、尾形さん・・・ではなく、パンダの「陽浜」(だと思います)。そう、たくさんのパンダを観ることができました。

ゾウガメに目つぶしを食らわせる鳥や、ハートフルなラクダのカフェオレなど本当に飽きることなく、いろいろと楽しめました。

  さらに、空手道部の合宿以来、25年ぶりに『名勝・三段壁』を訪ねました。その当時は、厳しいことで有名な新居正師範(人呼んで、鬼の新居)が直接ご指導くださる激しい猛稽古の合間を縫って、なぜか普通車の免許しか持っていない私が、父親の株式会社・協和のトラックで荷物を配達するバイトをしていた経験を買われて、
部員全員が乗れてしまう大きさのマイクロバス(レンタカー)の運転手を務め、しばしの観光を楽しんだのでした。と、いうわけで、久しぶりに南紀白浜の海を見据える長さ2km、高さ 60mの断崖絶壁を目の当たりにしました。さらに、今日はその上で魅せてくれた『ぴかぴかの一年生』になったばかりの息子の、この『決め顔』にカンパイです!