【第38話】 接遇講習

  多忙を極める花粉症シーズンのスタートを迎えた2月27日、開院前にお世話になった外部講師の松山茂雄氏に、『開業一周年を迎えた貴院にアドバイスしたいこと~接遇から胆石予防まで~』と題してご講義を頂きました。松山氏には、接遇を中心に、開院前の模擬診療で実践的に厳しく訓練してもらったことがあり、職員の信望が厚いのです。1年の節目にふさわしい講師をお招きすることが出来ました。

  「医療従事者であるみなさんが唯一、患者さんにしてさしあげることができる最も大切なこと、それが『サービス』です。」「忙しいというのは言い訳にはなりませんよ。それはみなさんの勝手な都合であり、患者さんにとっては知ったことではありません。」いつもの厳しい口調を予想してスタッフは緊張が隠せません。しかし、「高槻市で人気沸騰中の『いまなか耳鼻咽喉科』ですが、近くに金髪美人女医を中心にスタッフが『マクドナルド』のように笑顔をふりまく『キャサリン耳鼻咽喉科』が出来たらどうなりますか?たちまち閑古鳥ですよ」と今回は『笑いの要素』も取り入れられており、楽しそうに聴いていました。
 地域の患者さんの『不安』を『安心』に変える診療を目指す中で、接遇を意識するということは非常に重要だと思います。スタッフ一同、再認識させて頂きました。苦難の胆石手術を乗り越えて、一皮剝けた感じの松山氏、貴重なご講義を有難うございました。

  さて、4月から診察室のモニターを1台(合計3台に)増やし、これまで以上に患者さんご自身がモニターを見やすいようにしました。これからも 『どこがどの程度悪いのか』『どの程度治ったのか』を供覧させて頂きますので、病状をご納得のうえ、積極的に治療にご参加頂きたいと思います。ちなみに、この写真は、滲出性中耳炎のために挿入した鼓膜チューブ抜去後の小学生のK君(10歳)のアデノイドを確認しているところです。当院では5歳ぐらいから内視鏡検査が可能です。もちろん無理強いはしておりませんのでご安心下さい。
ところで、開院時の頃とは診療ユニット(吸引やスプレーなどを収納している台)も患者さん用のイスもリニューアルされているのにお気づきでしょうか?

 

 

  それから、私の妹が、「何でも気軽に相談(ask)して頂き、患者さんの気持ちに添った診療ができるクリニックでありたい」と、開業13年目にして自身の耳鼻咽喉科を「あすくクリニック」に名称変更しました。
しかもこれを機に、ホームページを開設し、ブログも始めた模様です。
兄妹で、偶然にも同じ白衣を着ていることに気づきましたのでご笑覧下さい。

http://ask-clinic.com/greeting/

http://ask-clinic.com/blog/