【第3話】内覧会にお越し下さった沢山の皆様有難うございました!(2012.2.5)

 院長として、お一人お一人とゆっくりお話したかったのですが、4時間の時間枠に、次から次へとお越し頂き、そうもいきませんでした。

それでも、院長と一言お話したいと熱望して頂き、熱く語らせて頂きました。

 


【質問1】

毎年花粉症に悩まされるのですが、(西洋薬の)眠気や口渇といった副作用にうんざりしています。また、予防的に1月末から飲み始め、5月初めまでと長期間、服用することにも不安があります。先生のところでは、どうでしょうか?

【回答1】
漢方薬だと、眠気や口渇は全く心配ありません。虎龍湯など即効性に効く漢方薬がありますので、予防的に飲む必要もありません。また、漢方薬はからだに優しいので、安心して長期間服用できます。また、年中いろいろと鼻炎が続くという方には、その根本治療を可能にする漢方薬もありますので、3カ月から半年の治療で、お薬を卒業することもできます。反対に、西洋薬は飲んでいるときにしか効かないので、ずーっとずーっと服用し続けないといけません。

【質問2】
めまいを専門にする有名な某医院にも行きましたが、いろいろと検査をするだけで、治してもらえません。検査で異常がないと言われても、困っているのですから治してもらいたいのです。他にも何軒か行きましたが、同じようなお薬ばかりで改善しません。

【回答2】
めまいは身体の水の流れの異常で起こるのです。水滞(または水毒)と言います。この水滞が、頭で起これば頭重感が、内耳で起これば低音部の難聴やめまいが、胃で起これば胃もたれが、腸で起これば下痢が、足で起これば足のむくみが、起ります。胖大舌という、むくんだ舌を呈することが多いです。また、雨天が近づくと調子を崩します。
まずは、水滞をさばくことから治療を開始します。では、その代表薬である五苓散を使えばめまいが必ず治るというものではありませえん。水は血とともに流れます。血と水を動かすのは、気です。つまり、気・血・水のバランスを整えることも時に必要です。簡単に言うと、冷え症のきつい方には、冷え症を治す力のある漢方薬も必要なのですし、疲れて気力の落ちている方には気を補ったり、巡らせたりが必要です。また、腎という臓器も、内耳と大いに関係します。腎の力を補うお薬も時に必要です。
個人個人の身体に合った漢方薬を、漢方医学的診察を通して見つけ出さないといけません。薬局で自分勝手に漢方薬を選んだり、脈や舌も見ないで漢方薬を処方する医者から漢方薬をもらうことはお勧めできません。一度、ご来院をお勧めします。

【質問3】
耳鳴は治らないから、あきらめろと言われました。ここでも治りませんよね?

【回答3】
私が、52例を検討し、改善率は77%であると、伝統ある「漢方の臨床」誌に報告した論文が、2009年のベストイヤー論文として賞賛され、2010年に英語論文化されて世界に発信されました。世界中から、大反響が!と言いたいところですが、実は便利で飲みやすい漢方エキス製剤は日本独自のものであり、海外の先生方には「ウチノクニニナイカラ、ジブンラニハショホウデキナイモン」と不評だったかも知れません。あれから、3年、私の治療成績が上がることはあっても、下がるはずがありません。「どうせ治らない」扱いされたのですから、是非一度ご来院下さい。全力で加療させて頂きます。

【質問4】
だんだん、耳が遠くなりました。「年のせいだから、仕方ないですよ」と言われました。

【回答4】
年とともに、からだがだるくなりますよね?漢方薬を飲むと、からだが元気になり、しゃきっとします。すると、不思議と耳もしゃきっとするんですよ。だから、例えば、夜中に何度もおしっこに起きる方には、ホルモン系統を調節する漢方薬を処方します。夜中のトイレが4回から2回に減ったよとおっしゃって頂いた頃に聴力を測ると明らかに改善している。それが漢方マジックです。それぞれの方のそれぞれの衰えや不足を個人個人に合わせて補います。勿論、補聴器を使うこともひとつの有効な手段です。当院では、どこのお店で買われた補聴器でも、修理しますし、調整させて頂きます。だってもったいないでしょ?補聴器は高い買い物だからこそ、ご協力させて頂きたいのです。

後は、今通っている耳鼻科医院に対する不満が多かったですね。
どうしていつまでも治らないのか、なぜ当院だとは早く治せるのか、これから、じっくりお話していきますね。

そうそう、内覧会で配った「トラちゃん」の風船、まだまだあります。しばらく医院でお渡ししますので、ちびっこのみんな、お楽しみに!

さて最後に、内覧会にお越し頂いた方々のお写真の一部とお手伝い下さった方々のお写真を公開致します。本当に有難うございました。

川畑設計士

師匠の峯尚志先生

 

 

日本を代表するテノール歌手の清水徹太郎さん

日本を代表する内視鏡外科の権威・関本貢嗣先生(大阪大学第二外科・准教授)

 

 

院長と同級生の岩尾憲明先生(山梨大学医学部・講師)

 

 

集合写真