【第4話】開院初日はあいにくの雨天(2012.02.06)

 朝から、冷たい雨が降っていたので、今日は患者さん、少ないかなぁと・・・
すいません、油断していました!予想の倍ほど来て頂きました。まさに、嬉しい誤算でした。
せっかくの最新の設備ですが、われわれ使う者が不慣れだと、とまどって時間もかかってしまいます。
しかし、スタッフは誰一人弱音を吐かずに頑張ってくれました。
相撲や寄席ではありませんが、スタッフに大入り袋を配りました。

実は土曜の夜、内覧会の後片付けを終えて、一人車で帰宅の途中、急に感極まって涙が溢れて来ました。
だって、めちゃめちゃ嬉しかったんです。「苦労したけれど、頑張って独立開業して良かった。スタッフのみんなも研修を頑張ってくれたし、その講師陣も良い方ばかりだったなあ、感謝だぁ!うぅ、なんて有難いんだ」って。ま、歳のせいで涙もろくなって来たということもあります。ドラマ「家政婦のミタ」の最終回を観て、泣きましたから。

 

「花粉症の良くなる病院ありませんか?」 
「はい、あります。」

花粉症の良くなる病院ありますか?あります。

 

 

やはり「他院に長く通っているのに治らない鼻炎を何とかしてくれませんか?」とか「うちの子は喘息って言われ、咳が長びいているんです。どうにかなりませんか?」といったことでお悩みの患者さんが多かったです。

「大丈夫、治りますよ。それは、○○○だから□□□なんです。ですから、まず症状をとる漢方薬も使いながら、体質改善の漢方薬も考慮して、治療して行きましょう」などと比較的長々とお話したり、どの程度、アレルギーがひどいのか検査したり、あるいは本当に蓄膿症なのかと、カメラ(電子スコープ)をしたり、あるいはレントゲンを撮ったりで、診察時間が長びいたというわけです。「なんで、こんなに待たされるわけ?」とご立腹の患者さんもいらっしゃいましたが、外耳炎だって、風邪だって、絶対にどこよりも早くちゃんと治しますから、また来て下さい。治らなかったり、こじらせたりするところに、いつまでも通う方が時間の無駄です。後は、インフルエンザの方が2名。抗ウイルス薬だけでなく、漢方薬を飲めば一晩で楽になりますよと「虎の巻」をお渡ししました。

アレルギーの採血検査のお話が出ました。何と何にどれぐらい強くアレルギーがあるのか、あるいはアレルギーと思いこんでいるだけで違うのではないのかといったことを調べる、診断的意義と治療に結びつく臨床的意義の高い検査なわけです。しかも、3歳児だって花粉症になるご時勢ですから、小さい子だって調べたい。

当院には3人の正看護師が交替で勤務しています。今日、「私は0歳の子だって、採血できますよ」とおっしゃっていました。看護師のミタさん、すごーい。ちなみに私(院長)は、子供の採血はしたくありません。だって、失敗して泣かれるのなんてかっこ悪くて嫌ですから。なんとも凄腕の看護師に恵まれました。いつか、このブログでうちのナイチンゲールズをご紹介しますね。まだお見せしません。