【第28話】 クリスマスコンサート

  先日、当院の患者で、しの笛とフルート奏者である大庭浩爾さんから、「先生、音楽がお好きですよね」とのお言葉を頂きました。待合いにも診察室にもずっと音楽が流れているからかも知れません。

12月16日、仲良しの大岡美佐さん が出演するクリスマスコンサートに行って来ました。兵庫県立芸術文化センター大ホールで行われた「里井宏次&ザ・タロー・シンガーズ」24名の混成合唱団によるアカペラコンサートです。B・ブリテンの「キャロルの祭典」やA・ブルックナーの「アヴェ・マリア」から始まるクラッシックなクリスマスの楽曲が中心でした。美佐さんのソロパートのある「アメージング・グレース」と「鐘が鳴ります」の2曲が特に秀逸で、感動的だったのですが、心地良かったせいで、なぜか眠そうな顔で写っています。6歳の夢陽には、さすがにつらかったようなので、西宮市まで来たついでに神戸まで足を延ばし、彼を鼓舞すべく、ハーバーランドに立ち寄りました。キャナル・ガーデンを訪れたのは何年ぶりでしょう。21.5メートルのクリスマスツリーが圧巻でした。

せっかくなので、夕食もということで、モザイクの中を探索しました。神戸らしく、中華を始め、ブラジル、スペインなど世界各国の料理店がひしめく中、30種類の串揚げとサイドメニューが食べ放題というお店に惹かれました。リーズナブルなお値段なのに、自分で自由に好きな物を好きなだけ揚げているせいか、とても美味しかったです。しかも、店内にサンタとスノーマンが遊びに来てくれて 、プレゼントをくれました。金貨の形をしたチョコ一枚だったのですが、夢陽は大喜びです。

マジで大満足(満腹?)した私は、その「神楽食堂・串家物語の前で記念撮影しました。すると、家内が恥ずかしそうに笑っています。このお店、地元高槻のアル・プラザにもあるのを知っていて、黙っていたそうです。愕然とする私をよそに夢陽は、観覧車で大はしゃぎでした。そこで、欲張って、もっと喜ばそうとルミナリエに行きました。最終日間近だったこともあり、大混雑でした。夢陽は大阪人の発想か、「この景色、動かないから面白くない」と言い、家内から、「蛇足だったね」とダメだしをもらいました。「せっかく、喜んでもらおうと思ったのに、あ~あ」と飯尾和樹(ずん飯尾)の現実逃避シリーズのような雰囲気となってしまいました。しかも、最近、私が気に入ってランチに使っている「まいどおおきに食堂・高槻食堂」(大冠町)も同じ会社の系列店であることを先ほど知りました。魚料理を食べられるので、大変重宝しています。うどんやお味噌汁にわかめやネギやゴマも入れ放題です。グルメぶって格好をつけていますが、実はつくづく庶民的な院長なのでした。

追伸: 今、この原稿も、いきものがかりの「バラー丼」を味わいながら書いています。