全国的にもめずらしい漢方耳鼻咽喉科である院長には、有難いことに全国各地から講演依頼が来ます。そして、6月15日、ついに東京で「めまいと耳鳴の漢方治療」について初講演しました。
今回は、東京医科大学八王子医療センターの小川泰生教授からの招聘にお答えした形です。冒頭、尊敬する東京医大の故・平出文久教授のお話もさせて頂きました。小川先生は、平成22年10月、秋葉原で
開催された第26回日本耳鼻咽喉科漢方研究会で、めまいに関するワークショップがあり、中山明峰先生や五島史行先生といった日本平衡医学会の大御所の先生方にフロアから「漢方治療に限界はない」と
反論した私の闘争心(?)に感銘を受けて以来、気にしてくださっていたとのことでした。
当日は、耳鼻咽喉科医31名を含む68名の先生方にご参加を頂き、現地の担当者から、稀にみる盛況ぶりであったと褒めて頂きました。そして慰労会として、割烹「 陽の介 」 さんで全国各地から取り寄せられた海の幸や銘酒を堪能しつつ、東京医大のラグビー部の荒くれ者としての面影を残す小川先生と
楽しく歓談させて頂きました。印象に残った学生時代の武勇伝は、「焼肉を食べたあとの二次会が焼肉だった」と「日本酒一気飲み大会に出場したら、翌朝、ICUで両親と面会した」でした。
やっぱり、東京医大は凄いです。爽やかな敗北感を味わえました。