【第132話】 味覚障害と漢方

 毎日、ひたすら耳の穴と鼻の穴を覗いているだけの私ですが、先週末は、スケールがデカプリオでした。土曜日は日本耳鼻咽喉科漢方研究会で、発表に、質疑応答に4度も登場と、獅子奮迅の活躍、そして翌日の日曜日は、神戸学院大学のポートアイランドキャンパスで日本東洋医学会関西支部例会があり、早朝、羽田空港から神戸空港に飛行機で移動と、007のようなスーツ姿で、トムクルーズばりのアクションでした。
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土曜日は私の耳鼻科漢方の師匠・稲葉博司先生の基調講演「味覚障害に対する漢方処方選択の考え方」を拝聴することが出来ました。そして、日曜日は兵庫医科大学耳鼻咽喉科の任智美講師の口演「当科味覚外来における漢方使用」の座長を務めさせて頂きました。西洋医学的には難渋することの多い「味覚障害」ですが、漢方治療であっさり治ることもあります。試す価値のある治療法だと思いますので、お困りの方は是非、「いまなか耳鼻咽喉科」にて、ご相談下さい。
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その他、加島雅之先生の「エキス製剤による温病理論の応用」や西本隆先生の会長講演など、同志・山崎武俊先生とともにたっぷりとお勉強した後は、三宮の中華街に寄って、北京ダックやフカヒレあんかけチャーハンを食べて、スパイダーマンのように颯爽と帰路に着きました。
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