【第105話】 富山にて

今年の第66回日本東洋医学界学術総会は漢方の聖地・富山で開催されました。師匠の峯尚志先生やアクア薬局の加藤信幸先生など日頃の勉強会の仲間と意気揚々と富山に乗り込みました。今回の私の発表は、6月13日(土)の午後、演題名は『補土生金』・黄蓍建中湯の有用性を示した5症例です。「乳幼児の中耳炎・鼻炎・副鼻腔炎・皮膚炎・咳嗽が遷延することは肺気虚によるものと考えられます。
そこで、五臓論における補土生金の考えに基づき、脾を補い、肺を良くする「相生」の方策として、
黄蓍建中湯を本治薬(根本治療のお薬)として用い、優れた臨床効果を得ました」という内容でした。
8年連続の発表で培ったプレゼン力が功を奏して、観客(?)を魅了することができました。

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お昼休憩には、地元でご開業の稲葉博司先生のご案内で、富山湾鮨を堪能しました。

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あるいは、「薬の都」富山のご当地グルメとも言うべき、薬膳を老舗の製薬会社「広貫堂」直営の「春々堂」 で頂きました。15穀米に紅花を混ぜ、トッピングにクコ、ナツメ、松の実が載せられた薬膳カレーはとても美味しくて、血行改善効果が抜群でした。デザートには金銭亀から作られたカメゼリーを食べました。美肌やデトックス効果があるそうです。黒蜜も効いて、甘くて美味しかったです。いずれも健胃にも優れているため、私は午後から学会場でお腹がすいて困りました。

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盛大な懇親会にも参加しました。稲葉先生の後輩の安村先生とも歓談させて頂きました。
みなさん、通常はチョキ(ピース)で写ることが多いので、たまにはグーで撮ることにしました。

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学会賞を受賞した山本昇吾先生やテレビ出演ですっかり有名人となっている新見正則先生にも一緒に写って頂きました。最後に、最近、患者さんを紹介してくれる有澤総合病院の今井環先生を持ちあげておきました。

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